春の東京の両生類 5種の紹介
アズマヒキガエル
東京都本土部に自然分布します。
2〜7月の長い期間にわたって、低地から丘陵地、低山地の止水域(流れのない、池や沼などの水辺)に産卵します。

卵塊は細長いひも状で、一度に数千個以上産卵します。

伊豆諸島では人の活動により持ち込まれた国内移入種として知られており、三宅島などで大繁殖しています。
ヤマアカガエル
東京都本州部に自然分布します。
丘陵地から低山地にかけての森林に生息し、1〜6月にかけて森林内の止水域に産卵します。

卵塊はニホンアカガエルに比べてつぶされたような平らな形状をしています。

ニホンアカガエル
東京都本州部に自然分布します。
低地から丘陵地にかけての森林に生息しており、落ち葉に紛れている姿もしばしば見られます。
12〜4月ごろに、水田や森林内の止水域に産卵します。

卵塊はヤマアカガエルに比べて丸みを帯びたボール状の形状をしています。

東京で見られるアカガエルの仲間の見分け方
東京都内で見られるアカガエルの仲間は4種おり、見た目がよく似ています。
これら4種は下顎部分の色、背側線(眼の後ろからお尻に向けて走る線)、水かきの発達度合いなどを確認することで見分けることができます。
カエルナビでも質問される項目ですので、意識して観察しましょう。

アカハライモリ
東京都本土部に自然分布します。
低地の止水域や流れの緩い川で見られる最も身近な有尾目(イモリやサンショウウオの仲間)でしたが、近年は観察できる環境は減ってきています。
4〜7月に産卵を行い、繁殖期になると婚姻色と呼ばれる美しい青色が全身の側面に入ります。

伊豆諸島の八丈島にも生息していますが、元々は生息していなかったとされていることから、国内移入種であると推定されています。
トウキョウサンショウウオ
東京都本土部に自然分布します。
比較的低地でも見られるサンショウウオで、丘陵地から山地にかけての池や沼などの止水域で繁殖します。
繁殖期は2〜4月で、繁殖期以外は山林内の林床で生活します。

卵はクロワッサン状の卵のうに包まれており、複数個が連なって池や沼の底に産み付けられます。
